西本願寺750回大遠忌法要

平成24年8月 林徳寺仏教壮年会報「誠心」 掲載



  西本願寺では、『親鸞聖人750回大遠忌法要』として、平成23年4月から平成24年1月までの間にほぼ毎月8日ずつ、合計60日以上にわたる法要行事を厳修されました。
 林徳寺では、昨年の6月9日にこの法要に参拝する日程で、参拝旅行を実施いたしました。ただ今回は、新潟組内の寺院合同での参拝旅行でしたので、林徳寺としての枠が15名程度ということで、参加者を絞らざるを得ず、皆様にはご迷惑をお掛けし申し訳なく思っています。結局林徳寺として、私を入れて14名の参加でした。もっとも、大渕の林徳寺門徒が金照寺様の枠で参加されましたので、実数はこれより多いのですが。
 
 あれから一年以上経過してしまいましたが、本山の行事が全て無事終了しましたので、ここに参拝旅行の報告をいたします。
 
 6月8日(水)の早朝6時45分に、参加の皆さんは林徳寺看板前からバスに乗車し出発しました。これから3泊4日の間、バスに乗りっぱなしです。
 ただ私はこのときはバスに乗ることができませんでした。あいにくお葬式ができ、それを済ませ次第、夜行列車であとを追うことになったのです。たまたま今回は、私の他に光林寺様、信生寺様の各御住職がお葬式でバスに乗ることができませんでした。
 
 一行はその晩、京都府亀岡市の湯の花温泉に宿泊です。8年前の林徳寺団体参拝で宿泊した宿と同じだったようで、懐かしい思いをされた方もおられたと聞きました。宴会はだいぶ盛り上がったようですが、残念ながら私はその仲間に入ることができませんでした。驚くべき事に光林寺様のご住職は、葬式終了後すぐに車で京都に向かい、この晩の宴会に参加されたといいます。まだお若いとはいえ、たいした体力です。
 
 翌日、西本願寺で私は一行と合流しました。この日は、大阪の企業で働いている長男も一緒に参拝しました。近いうちに僧侶となって住職資格を得るための、一年間の勉強生活に入る予定ですので、貴重な法要にぜひ参拝したいと希望して、京都まで来てくれました。親子そろって参拝できたことは、私にとって何よりの喜びでした。
 西本願寺の広大な御影堂に、さらに桟敷を出しての法要会場ですから、法要の様子はほとんど見ることができません。大きなモニターが何台も設置されていましたので、それを通しての参拝となりました。けれども、法要の前後には内陣近くまで行くことができましたので、50年に一度の大遠忌法要のみに用いられる、特別に豪華なお飾りの様子は写真に撮ることができました。

   
 住職と長男(御門徒の皆さんと共に)  御影堂のお飾り

 法要終了後、この日の夕食は鴨川に張り出して設けられた、京都の夏の名物、「納涼床」での京料理です。涼しい川風に吹かれながらの夕食で、ついついお酒が進んでしまいました。
 翌日は親鸞聖人の廟所、大谷本廟に参拝しました。大谷本廟内の建物で親鸞聖人のお墓を「祖壇(そだん)」といい、その前にある拝堂を「明著堂(めいちょどう)」といいます。この明著堂は法要の際に御門主様や出勤の僧侶のみが入るところで、私たちが入ることはできません。ところがこの大遠忌法要中は、特別に入ることが許されました。私ももちろん初めて入らせていただきました。本当に貴重な体験をさせていただき、有り難いことでした。

   
 納涼床にて 明著堂 

 此の後はバスで岐阜に向かい、長良川の温泉でゆっくりと疲れを休め、6月11日の夕刻、無事に新潟に帰り着きました。
 旅行の出発に同行できなかったのは、私にとって初めての体験でした。そのほか納涼床での夕食、明著堂に入れていただいた、など様々な出来事があって、本当に忘れることのできない旅行となりました。
 もう50年後の800回大遠忌は、私の長男がかろうじて参拝できる可能性がある、といったところでしょう。その時に今回のことを思い出して、長男がどんな感慨を持つののだろうかと考えると、ちょっとわくわくしてきます。
 ご参加くださった皆様、本当に有難うございました。