親鸞聖人関東ご旧跡を訪ねて(2002.5.23.〜25.)

 

 林徳寺門徒の皆様を中心に約50名ほどの団体で、いわゆる稲田参りをしてきました。
 相変わらずの住職が同行しての旅行ですから、なかなかの珍道中になったことは言うまでもありません。その様子のほんの一部だけを報告いたします。

一日目  2002.5.23.(木)                  

 早朝7時に観光バスにて出発。                        
 途中宇都宮で昼食休憩。
 13:00過ぎに第一の目的地、高田山専修寺(せんじゅじ)に到着しました。ここでご本尊のお前立ち「一光三尊仏」を始め、親鸞聖人76歳のお姿を自ら彫られたとも伝えられる「親鸞聖人像」など、隅々までご案内をいただき、拝観させていただきました。伝統ある高田門徒の本寺を参拝できて、参加者一同大変感動いたしました。
 親鸞様がじかにお過ごしになった地を歩かせていただくことは、我々の本山本願寺を参拝することとはまた異なった感激があります。

 15:30頃に、本日第2の目的地であり、宿泊場所でもある、稲田御坊西念寺に到着しました。言うまでもなく、この西念寺様を参拝するために今回の旅行が計画されたのです。みな期待に胸を膨らませて境内に足を踏み入れました。
 親鸞様が20年間住まいをされ、ご本典「教行信証」を製作された地に今立たせていただいていることを思うと、樹木の一本一本が懐かしいような気持ちがいたします。

 「お葉つき銀杏」、「神原の井戸」、親鸞聖人の頂骨を納めた「六角堂」、「太子堂」など境内各所の案内に続き、少し離れた「見返り橋」も案内をしていただきました。
 その説明の名調子に、みな思わず聞きほれるやら笑うやらで、瞬く間に時間が過ぎてしまいました。
 しかし、早めに到着し時間が十分にあったため、ゆっくりと参拝させていただいたことが一番の喜びでした。

 

 18:00から本堂を参拝し、その後18:30には夕食です。
 西念寺さまの宿坊での宿泊ですから、あまり飲み過ぎないように!と自らに言い聞かせてはいましたが、結局は、宿坊のお風呂の様子を見ることができませんでした。
 でも消灯の10時には、皆静かに寝たことは確かなようです。翌日のバスの中で、ガイドさんに褒めていただきましたから。


二日目  2002.5.24.(金)                                             

 西念寺さまの晨朝を参拝。
 朝食後、8:30には今日の目的地に向けて出発です。その前に親鸞様もこの門を出て旅立たれたという黒塗りの門と、その脇にあって当時から見守り続けているといわれる大欅(けやき)をバックに記念撮影です。
 管長様をはじめ皆様に見送っていただき、感謝のうちに我々を乗せた2台のバスが発車いたしました。
 サー、これからは、茨城県内の名所めぐりの旅です。

 バスの中はいよいよ気合が入ってきたようです。3日分の予定で持参した飲み物は果たしていつまでもつ事でしょう?
 住職はそんなに飲んでいないんですが……「そんなこと誰も信用してません」とは添乗員さんの声です

 茨城県といえば黄門様。黄門様といえば偕楽園に西山荘。ということで、それぞれを見学いたしました。「偕楽園は梅の時季を逃すと見るところがない」などという言葉を聴くことがありますが、それはとんでもない誤解です。あの広大な敷地と、周囲を含めた景観のすばらしさは、他の名園に勝るものがあると感じました。
 また、西山荘も含めて、水戸の方々のわが町に対する深い思い入れが感じられました。私たち新潟市民も見習うべきところが多いと深く反省させられました。  

 12:00過ぎに袋田の滝に到着です。昼食後、トンネルを通って滝の見物に出かけました。高さ120メートル、幅73メートルというそのスケールにはただボーゼンです。
 そして、帰りのあの山道を一人の落伍者も無く歩きとおした参加者の皆さんにも驚きました。
 吊り橋は結構怖かったんですが。
 ここでもたくさんのお土産を買う姿が見かけられました。住職もいつの間にやら座席の周囲が買い物袋の山になっていて、自分でも驚いてしまいます。
 バス旅行って、荷物を座席に置きっぱなしにできるのが利点ですが、そのためにお土産が山になっていることに気づきにくい欠点もありますね。
 ということで、滝を後にし、いよいよ今日の宿、五浦温泉に向けて出発です。
 五浦温泉は、横山大観ゆかりの温泉ということで、太平洋の眺めがすばらしいことで知られているようです。そして、もちろん温泉もすばらしいはずです。筋肉痛などに効くということですから、旅の疲れを癒すにはもってこいです。
 今日こそはちゃんと風呂に入るぞ!!と決心を固めて、宿に到着です。
 その晩の宴会はスゴ〜ク盛り上がりました。 

 隣の宴会場のお客さんが、ふすまの陰から目を丸くして眺めているような、取って置きの芸も披露されました。でもここでは紹介できません。住職が、大浴場でのすばらしい景観を満喫したことは、念のため報告いたします。

 

三日目  2002.5.25.(土)

 宿の露天風呂からの朝日を眺め、朝食をいただいた後、最後の旅路に出発です。

 今日は福島の旅です。
 まずはいわき市にある白水阿弥陀堂。
 
奥州藤原氏の一族である徳姫が建てたという国宝の建物です。正直に言って、このようなすばらしいものが福島県のこの辺りにあることをまったく知りませんでした。
 建物はもとよりお庭も見事でした。
 また、お堂の中で説明をしてくださった方が、まだお若い様子でしたが、実になんともいえない味があって、好評でした。

 その後、塩屋埼を見学しました。 美空ひばりの歌と、灯台でよく知られたところですが、なんと私たちが寄ったその日が、美空ひばりの像の除幕式の日だったようです。
 残念ながら、12:00から除幕式ということで、私たちはそれを待つことなく11:30にその場を離れましたが、お祝いのトン汁をご馳走になりました。本当にご馳走様でした。
 右は灯台の上からの眺めです。住職は、もう二度と登りたくありません。 

 その後、あぶくま洞を見学し、一路帰宅を急ぐことになりました。
 途中、残った飲み物を順調に始末しながら、19:00ころには新潟に到着いたしました。
 二年後には再び京都参りを、という声も聞こえるようです。その際にはまた多くの方のご参加をお待ちしています。