本山参拝記V(2009.10.12.〜14.)

 

 2009年の春に、ある御門徒のお宅でごちそうになっていたところ、京都へみんなで出かけよう!!という話が盛り上がりました。
そしてその勢いのまま、2009年10月の大谷本廟七百五十回大遠忌法要参拝を兼ねた、京都旅行を実施することになりました。
 その飲み会メンバーを中心とした、今回の旅の様子を以下に紹介します。

一日目 2009.10.12.(月)         

新潟空港に7時20分集合。
JAL便にて大阪伊丹空港に向かいました。
京都到着後、西本願寺聞法会館で昼食。
その後大谷本廟七百五十回大遠忌法要の参拝に向かいました。

1800人分用意されたという参拝席はほぼ満席で、雅楽の演奏と共に行われた庭儀や宗祖讃仰作法によるお勤めなど、素晴らしい法要でした。

二日目 2009.10.13.(火)                                  

本山の晨朝を参拝。その後宿泊のホテルに戻って朝食。
9:00から、この期間中に特別拝観を実施している、国宝の書院と飛雲閣などを拝観しました。
大修復を終えた御影堂をはじめ、久しぶりに書院、飛雲閣を拝観して、本山を参拝した充実感を味わいました。
御影堂は全体が暗いため、修復の結果が目に見えて分かるという訳にはいきません。けれど一つ一つをよく見ると、NHKが何度も放映してくれた職人の技のあとを見ることができました。
それにしても、修復前にも何度も参拝したはずなのですが、その頃の様子を全く覚えていないのが残念でなりません。 

午後からは、金閣寺・竜安寺・嵐山などの観光に出かけました。
何度も行っているところだからと、あまり期待もせずに訪れたのですが、いざ行ってみると「あれ?こんな建物があっただろうか?」と驚かされたり、ちょうど修復工事中のため普段は見られないものを見ることができたりと、大変収穫の多い観光でした。
特に竜安寺の石庭は、建物の修復工事のため、庭に突き出るように臨時の床が張られていて、普段は近くで見られない石を真上から見下ろすことさえできました。

おなじみの金閣寺・舎利殿 金閣寺・夕佳亭(せっかてい)の南天の床柱
竜安寺 竜安寺石庭


三日目 2009.10.14.(土)

最後の日は、平安神宮・銀閣寺・三十三間堂・南禅寺・東寺の観光です。
いずれも修学旅行などでおなじみの観光地ですが、前日の経験から、今日もきっと何か新しい発見がありそうだと、期待をしながら出かけました。
そして、またも期待以上の収穫を得ることができたのですから、今回の旅行は本当に素晴らしい縁にめぐまれた旅行だったと言えます。
特に銀閣寺では、観音殿の修復工事中だったため、普段は見られるはずのない建物の内部の様子をのぞき見ることができました。
その上この日が特別拝観の初日に当たり、国宝の東求堂(とうぐどう)とその堂内にある同仁斎、さらには本堂内の与謝蕪村・池大雅のふすま絵、弄清亭(ろうせいてい)の奥田元宋のふすま絵などを拝観することができました。説明をしてくださった女性が丁寧にわかりやすく、しかも魅力的にお話しくださったため、なおのこと感激が大きかったのかもしれません。
この日の幸運は、これだけではありませんでした。この日が一月に一度の、お庭を手入れする日だったのです。専門の庭師さんたちが大勢で、砂をならしたり、樹木を剪定しておられました。
銀沙灘(ぎんしゃだん)の文様は砂と水だけで作られていると聞き、その技術に驚かされました。午後からは向月台の手入れだと聞きましたが、残念ながら時間の関係でそれを見ることはできませんでした。

修復中の観音殿 銀沙灘を整備中の庭師さん  本堂と東求堂の間にある袈裟形の手水鉢
(許可をいただいて撮影しました)

三十三間堂で今も刺さったままの矢 南禅寺の三門から 東寺・五重塔を望んで

その後は伊丹空港で夕食をとったのち、JAL便にて無事新潟に帰宅いたしました。 
今回の旅行で、分かったつもりでいることの愚かさを教えられました。何度も行っていると思い込んでいたところへ、実際に行ってみると実は何も知らないでいたことを思い知らされたり、全く勘違いしていたことに気付いたり、学ぶことが多くありました。
本当に有難い人生勉強の場を得ることができ、喜んでいます。ご一緒くださった皆さん、ありがとうございました。