本山参拝記U(2004.11.17.〜19.)

 

 住職 夫婦と、ご門徒の有志、総勢37名で、前回から3年半ぶりに本山参拝旅行をしてきました。
 林徳寺としては秋の本山参拝は初めての試みです。秋は旅行シーズンでそれぞれ多忙のため、参加者を募るのが難しいと言われていましたが、予想通り比較的少人数になりました。特に今年は10月23日の「新潟県中越地震」もあって尚のことでした。しかし出かけてみると、京都市内は道路も各寺院も人でごったがえしていて、少人数でかえって良かったとほっとしたのも確かです。
 ではその詳細を以下に紹介します。

一日目 2004.11.17.( 水)                  

 新潟空港に7時30分集合。JAL便にて大阪伊丹空港に向かいました。
 京都到着後清水寺付近で昼食。その後バスで詩仙堂永観堂高台寺を参拝しました。
 それにしても道路の混雑にはびっくりでした。

 残念ながら紅葉はもう少しかな?という状態でしたが、好天に恵まれて、それぞれのお寺を目一杯拝観させて頂きました。
 ただあまりの人の波に、新潟のほとんど人が歩いていない街(ちょっとオーバー?)に慣れた私達としては、とても疲れてしまいました。

  

 特に参加者で最高齢の89歳の女性は、永観堂の拝観で疲れ果てて、その後はバスを降りずにお待ち頂く事になりました。
 大事な二日目の、本山のお晨朝参拝に差し支えないようにと大事をとってのことですが、申し訳ないことでした。

二日目 2004.11.18.( 木)                                             

 6時30分よりの本山の晨朝を参拝。
 この日は1000人近い御同行が御参拝くださっておられるように見えました。上履きを入れるためのビニル袋が全て使用されて、それでもま

だ総御堂前には大勢の参拝者がおられました。本当にありがたいことであります。
 初めて本山参拝をされた方も何人かおられましたが、早朝からの本山のにぎわいに感動しておられました。
 参拝後、記念撮影を致しました。


壊れたミラー

 ホテルでの朝食後、バスにて高尾の神護寺栂尾の高山寺を参拝に行く予定でした。ところがホテル出発の直後、バスが接触事故に遭ってしまいました。
 左のミラーが壊れ応急修理をし、警察による現場検証も終了して出発しましたが、1時間ほどの遅れが出ました。
 それで今回は神護寺のみの参拝と言うことに急遽変更いたしました。

ところが実際に言ってみると、あの事故による遅れがどれほどありがたかったかが身にしみました。
 あいにくの雨降りの中を、延々と続くかのような坂道・石段を登っていかなければなりません。さすがに登り切ったあとの景色はすばらしいものでしたが、もう十分!!というのが正直なところでした。

 それにしても体力が落ちたな〜!とつくづく思い知りました。住職より年配の参加者ばかりですが、そのほとんどが坂を登り切って参拝をされました。参加者中二番目に高齢の81歳の女性は、残念ながら最後までは行くことはできませんでしたが、途中までは住職に負けない早さで登っておられました。
 神護寺参拝ののち、昼食を取り、今晩の宿である湯の花温泉に向かいました。

 ここでの最大のイベントは宴会での出し物です。御門徒のお母さん達による、この日のために練習をし、様々衣装まで持参してのとっておきの芸の披露に宿の仲居さんまで笑い転げ、最後には参加してくれておりました。
 まじめで堅物の住職のもとにどうしてこんな楽しい御門徒が集まってくださるのか不思議なんですが‥えっ?誰が!?という声が聞こえますね


三日目 2004.11.19.(金)

 この日は船で保津川下りをしました。全員が乗り切れませんので2隻に分乗いたしました。

 嵐山まで約1時間10分で到着した船旅でしたが、流量が多かったため予定よりずいぶん早かったようです。
 台風の影響で流域のかなり高いところにまでゴミがついていたり、案内板がとれてしまっていたりと、被害の大きさを伺わせる跡がそこかしこに残っておりました。川の水も本来はもっときれいだそうです。

 嵐山に着いてから若干の時間がありましたので、住職夫婦で「大悲閣 千光寺」を参拝に行ってきました。
 渡月橋をわたって保津川右岸を約2qさかのぼると嵐山温泉があります。そこからさらに石段を延々と登った先にあるお寺です。現在立命館大学の古美術研究会にいる長女が大お勧めのお寺でしたので、前から参

拝したいと願っていた希望がようやく叶いました。確かにここからの眺めはまさに絶景です。
 会津八一先生(住職の高校の大先輩である歌人)が「だいひかく うつらうつらに のぼりきて をかのかなたの みやこをぞみる」と詠まれた風景を私達も見ることができました。またこのお寺の住職様とも親しくお話をさせて頂き、大変有意義な経験でした。

 最後の参拝は東福寺です。住職夫婦としては、20年ぶりの参拝になります。この前は長女がお腹の中にいる年の秋に、大きなお腹を抱えての参拝でした。
 ところが今回はあまりの人の多さに驚かされました。あの頃はもっとゆったりと参拝できたのに今回はかなり遠方でバスをおろされ、長蛇の列にしたがって歩かなければなりませんでした。

 きっとマスコミで報道され、紅葉の名所として知られたためなのでしょう。しかし確かに、この混雑を耐えても参拝する価値のあるすばらしい紅葉でした。参加者も皆さん本当に喜んでくださいました。

 その後は伊丹空港で各自夕食をとったのち、JAL便にて無事新潟に帰宅いたしました。