本山参拝記(2001.3.8.〜10.)

 

 住職と、ご門徒の有志、総勢22名で本山参拝旅行をしてきました。
 前住職の時代にはたびたび実施されたいわゆる京都参りの旅も、現住職の代では初めてのことです。

 参加者は皆不安と期待の中での旅立ちでした。
 その一部始終を紹介します。

一日目 2001.3.8.(木)                  

 早朝7時に観光バスにて出発。                     
 途中金沢で昼食休憩。
 15:30頃、第一の目的地 本願寺山科別院に到着。ここでは、同じ新潟教区の巻組に自坊がおありの伊藤輪番が、自ら出迎えて下さいました。
 林徳寺の「しおおはぎ」の思い出などを交えたお話をお聞きした後、阿弥陀堂、中宗堂、書院などをゆっくり拝観させていただきました。御廟には残念ながら蓮如聖人の遺骨などは全く残っていないという説明を頂きながら御廟参拝も致しました。
 14:45頃、あいにくの雪模様の中を京の街目指して出発。

 夕食は、今回のメインイベント!祇園の美登幸さんで、舞妓さんの踊りを見ながらの宴会です。
 まめ鈴(舞妓)まめ久(芸妓)二人の芸を本当に堪能しました。
 踊りを見ている間はそれまでの大騒ぎが嘘のようにみんな見とれてしまいました。
 しかしそのとき意外はも〜大変!!
 並んで写真をとるやら、お酌に来てくれないとすねるやら。子供と同じです。
 千社札をもらって、すぐに携帯の裏に張り、大喜びの大自慢をしている人もおりました。あれ住職の携帯に張ってあるこれはナンダ!?
 大騒ぎの内にその日は暮れました。めでたしめでたし。

二日目 2001.3.9.(金)                                             

 本山の晨朝を参拝。
 朝食後、本願寺の書院を拝観。
 ちょうど京都はこの冬一番の大雪となり、珍しい雪の「虎渓の庭」を拝観できました。
 その後、これが本来のメインイベント!!
 瓦懇志を全員が上納し、瓦に記名。
 御影堂の工事現場を見学させていただきました。そーです。これが今回の旅行の目的だったのです!!誰ですか?舞妓さんに会うために京都に来たなんていっていた人は!?

 しかし、実際に御影堂の屋根に上がってみるとその大きさとともに、余りにも痛みが激しい事に驚かされます。

 1日も早く御影堂が立派に修復される事を一同、心から願った事でした。
 メンバーの中には県代表として全国技能オリンピックに出場し入賞を果たした若い大工さんや、名人といわれる左官さん、屋根やさんなどいろんな方が居られますから、その説明を聞いていると時間のたつのを忘れるほどでした。
 また近いうちに来たいねーと名残惜しい思いを残して、本山を後にしました。

 12:00頃本山出発。昼食後、青蓮院崇泰院参拝。
 特に崇泰院では、現在の本願寺を参拝した直後なだけに、蓮如様の時代のご苦労がしのばれました。
 大津の宿についた後、三井寺に足を伸ばしました。
 弁慶の引き摺り鐘を見ましたが、この鐘を元にそんな逸話を考えついた人はやはりえらいですね。
 しかし、広い境内を歩きましたが、日ごろの運動不足を思い知らされました。
 数年前までは歩いていた距離を、今はすぐタクシーです。しかも年上のご門徒を差し置いて、真っ先に私が値を上げているというのは、自分でも情けない限りでした。
 この晩も、ほろ酔い気分(本とかな?悪酔いと言う声も聞こえますが…)の中で暮れていきました。


三日目 2001.3.10.(土)

 堅田の町を訪ね、本福寺様を参拝。85歳になられたという住職のお話はまさに講談を聞くような趣で、皆感動しておりました。

 三井本家のお仏壇など、めったにみる事のできない宝物をゆっくり拝観させていただき、来た甲斐があったと大喜びでした。
 歩いて数分の浮き御堂も拝観しました。
 翌3月11日には、本福寺様で蓮如様の法要が勤まると、通りのあちこちに案内がされておりました。
 蓮如様が今も一緒に暮らしておられるのだな―と感じたことでした。
 しかし、この日も寒さには悩まされました。

 その後、彦根城を見学し昼食を取りました。
 彦根城は住職にとって、最後のとどめでした。本当に杖を借りようかと真剣に考えてしまいました。やれ情けなや!!
 
しかし、天守閣の美しさは何ともいえません。
 ご門徒の若い大工さん(31歳、独身 美男子 林徳寺の懸魚を彫ってくださいました)と一緒に城内を歩き、様々勉強させてもらいました。
 人類は時代とともに進歩してきたなどとは、このような建築物を見せられるととてもいえないなと、感じさせられました。
 13:30頃、バスにて一路新潟目指して出発です。
 途中大雪に降られ、思わず身体を中から温めながらの帰路となりました。
 20:00頃無事到着。
 また今回のような気の合った皆さんと京都参りを企てたいと思っています。